店舗数が多く全国どこでも利用ができるゆうちょ銀行。
なんといっても他銀行よりも手数料が安いのが魅力のひとつです。
時間内であればATMの利用手数料がかからずに取引できる点などに魅力を感じ、利用していた人も多いでしょう。
ゆうちょ銀行は一部商品・サービスの料金を新設および改定することを発表しました。
2022年1月より、ATM手数料含めいくつか内容が改悪されることとなりました。
今回は変更点について分かりやすくまとめ、対応策についてご紹介します。
駅・ファミリーマート・ショッピングセンターのATM手数料値上げ
ゆうちょ銀行の魅力の1つ、ATM手数料が無料のサービス。
2022年1月よりこの手数料が一部有料化されることになりました。
主なATM設置場所 | 改定前 | 改定後 |
---|---|---|
郵便局・ゆうちょ銀行 | 無料 | 無料 (変更なし) |
駅・ショッピングセンター ファミリーマート等 |
無料 | 変更あり |
対象ATMのご利用時間・料金
ご利用時間 | 改定前 | 改定後(税込) |
---|---|---|
[平日]8:45~18:00 | 無料 | 無料 |
[土曜日]9:00~14:00 | ||
上記以外(休日を含みます) | 110円 |
手数料が改定されるのは駅やショッピングセンター等の近隣施設にあるATMが対象です。
平日や土曜日14時までにおいては手数料無料のまま変わりません。
平日や土曜日14時以外の時間帯は、預入・引き出しで、110円かかるように変更されます。
郵便局内やゆうちょ銀行に設置されているATMについてはこれまで通り変更点なく無料。
ローソン銀行・イーネットATMの手数料値上げ
ローソン銀行ATM
ご利用時間 | 改定前(税込) | 改定後(税込) |
---|---|---|
[平日]8:45~18:00 | 110円 | 220円 |
[土曜日]9:00~14:00 | ||
上記以外(休日を含みます) | 220円 | 330円 |
イーネットATM
ご利用時間 | 改定前(税込) | 改定後(税込) |
---|---|---|
[平日]8:45~18:00 | 無料 | 220円 |
[土曜日]9:00~14:00 | ||
上記以外(休日を含みます) | 220円 | 330円 |
ローソンの店舗内に設置されているローソン銀行ATMは、110円(税込)値上げ。
平日と土曜の14時まで以外の時間で利用をすると330円の手数料。引き出し時間帯には要注意。
イーネットATMは、平日と土曜日の時間内無料が、その無料制度を廃止して有料化。
平日と土曜の14時まで以外の時間で利用をすると330円の手数料。引き出し時間帯には要注意。
セブン銀行ATMは、2023年4月の手数料改定を予定。
硬貨の預け入れ・払い戻しが有料
窓口・ATMともにゆうちょは、硬貨の預け入れ、払い戻しどちらも手数料はかからず無料でした。
小銭預金をしてゆうちょ銀行へ入金をしていた人も多いでしょう。
硬貨を伴う預け入れ
硬貨枚数 | 料金(税込) |
---|---|
1~25枚 | 110円 |
26~50枚 | 220円 |
51~100枚 | 330円 |
硬貨を伴う払戻し
硬貨枚数 | 料金(税込) |
---|---|
1枚以上 | 110円 |
指定後合計枚数 | 料金(税込) |
---|---|
1~50枚 | 無料 |
51~100枚 | 550円 |
101~500枚 | 825円 |
501~1,000枚 | 1,100円 (以降500枚毎に550円加算) |
これまで100枚を取引した場合でも0円でした。
改定後は硬貨を1枚入金しただけでも110円の手数料がかかってしまうように。
銀行と比較してみても、厳しい手数料設定です。
まとめ
今回は、手数料の変更点のまとめと対応策について紹介しました。
- 駅やショッピングセンター等のATM手数料値上げ
- ローソン銀行ATMと、イーネットATM手数料値上げ
- 硬貨の預け入れと払い戻しどちらも手数料有料
自宅で小銭貯金をしている人や、子供のお小遣い(硬貨)を自宅貯金している場合は、
手数料が加算されるようになってしまう改定日前までに、入金してしまうようにしましょう。
払い込みサービス時に現金で支払いをすると、口座経由をするより110円手数料が加算されます。
現金をATMで入金し、通帳経由で支払いをする、という方法も対策の一つです。
ローソンATM、イーネットATMは、時間帯にかかわらず手数料がかかります。
コンビニATMを利用するとなると、ファミリーマートが選択肢として挙げられるでしょう。
改定に備えて、ゆうちょ銀行の使い方や手数料対策について、考えてみてはいかがでしょうか。