年金をもらうまで、まだ時間があるけど資産を増やす方法はないか?。
50代の資産形成には、iDeCoやNISAがおすすめです。
今回はiDeCoとNISAの特徴やメリット・デメリット、活用方法、ついて紹介します。
節税効果が高いため、うまく活用して老後資金を増やしましょう。
Contents
資産形成とは
将来に向けてお金の準備をすることを資産形成といいます。
資産形成には、貯蓄と投資の2つの方法があります。
貯蓄は、お金を貯めることで、銀行や郵便局の預金などです。
自由に必要な時に引き出しできるお金です。
投資は、株式や投資信託などの金融商品を購入し、運用することです。
投資した資産を売って現金にかえるには、手続きが必要であり、貯蓄より自由度は低くなります。
iDeCoとは
iDeCoは、老後資金を蓄えることを目的とした国が支援する制度です。
個人型確定拠出年金と呼ばれています。
公的年金である国民年金や厚生年金の上乗せとして、個人で加入する私的年金制度です。
自分で運用商品を選び、掛金を払い運用し、運用実績により受け取る額が変わる仕組みです。
iDeCoは積み立てる掛金の全額を所得控除として課税されないことと、
投資で得られた運用益(売却益、分配金、配当など)は非課税になります。
運用した資産を受け取る時にも、税金上の優遇があります。
関連ブログ50代貯金ゼロからの老後資金つくり!iDeCoで投資に挑戦
メリット
- 毎月の掛金が全額所得控除の対象となる。
- その年の所得税と翌年の住民税が軽減される
- 運用益(運用で出た利益のこと)に税金がかからない
- 将来年金を受け取るときに税金が優遇される
デメリット
- 60歳までは引き出せない。
- 受け取る額は運用成績による。
- 口座の維持管理費用がかかる。
iDeCoとNISAは、それぞれ節税効果があります。
所得税や住民税を納めている方にとっては、iDeCoの方が節税メリットが大きいです。
60歳まで引き出せないので、資産形成ができる期間と考えることもできます。
iDeCoは、投資信託、定期預金、保険、などの投資商品を組み合わせできるところも魅力です。
NISAとは
2014年に導入されました。
一般的に、NISAと呼んでいます。
つみたてNISAと区別する意味で、NISAのことを一般NISAとよびます。
1年間に120万円までの非課税枠があります。
株式や投資信託を中心とした金融商品に投資ができます。非課税期間は5年間です。
メリット
- いつでも引き出せる。
- 本株・外国株・投資信託など投資可能商品が豊富で選択の幅が広い。
- NISAは運用益が非課税のため、利益・配当金は確定申告する必要はない。
デメリット
- NISA口座で損失が発生して、他の口座で得た利益があっても、損益通算ができない。
つみたてNISAとは
つみたてNISAとは2018年1月に始まった制度。
長期にわたって積立をしながら、投資先を分ける(分散)投資を応援するための非課税制度です。
1年間に40万円の非課税枠があり、非課税期間は最長20年間となっています。
メリット
- 毎月の積立で購入でき、少額から投資ができる
- いつでも引き出しができる。
- 最長20年間の非課税期間があり、長期間利用できる。
デメリット
- 投資可能な商品の種類が限られている。
- iDeCoと違い、投資から得た運用益のみが非課税になる。
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まとめ
今回は、50代からの資産形成におすすめのiDeCo・NISAについて紹介しました。
- 資産形成について
- iDeCoについて
- NISAについて
- つみたてNISAについて
50代は資産形成のラストスパート世代です。
預金だけでお金を増やすことは期待できなくなりました。
年収に比例して節税効果が高くなる最長20年間の非課税期間があり、長期間利用できる。
iDeCoやNISAをうまく利用して、老後資金を確保しましょう。
iDeCoは2022年5月から65歳まで加入できるようになる法改正が実施されます。
NISAも2024年から新制度が始まります。
変更点も確認しながら制度を活用していきましょう。
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