貯めながら節税できる個人型確定拠出年金（iDeCo）ってなあに？

日本は世界でも有数の長寿国と言われます。

65歳以降の生活が20年以上続く方も、たくさんいらっしゃいます。

「人生100年時代」が到来し、長期化する老後にそなえ、ご自身の公的年金の状況を確認し、

退職金や企業年金も含めて老後の資金を考えてはいかがでしょうか。

そして、税制上のメリットを受けながら、より豊かな老後生活を送るための資産形成方法として、

もうひとつの年金「iDeCo」への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

このブログでは、iDeCoに興味はあるけど、まだ加入していない50代以降の方々に、

iDeCoだけでなく、老後のお金全般について、わかりやすく情報提供していきます。

みなさんが充実した毎日を過ごし、安心できる老後を迎えるために、

このブログが少しでもお役に立てることを心から願っております。

1 時間でわかる　iDeCo　～50代から始める安心投資 [ 野原亮 ]

Contents

iDeCo(イデコ)の特徴

自分で入る、自分で選ぶ、もうひとつの年金を「iDeCo」(イデコ)と言います。

「iDeCo」（イデコ）は、確定拠出年金法に基づいて実施されています。

私的年金の制度で、加入は任意です。

iDeCoはご自分で申し込み、掛金を拠出し、ご自分で運用方法を選んで掛金を運用します。

掛金とその運用益との合計額を給付として受け取れます。

iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。

税制上の優遇措置で一番インパクトがあるのは、「拠出時」のメリットで、

iDeCo（イデコ）は、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。

掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。

※60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。

基本的に20歳以上60歳未満の全ての方（※）が加入でき、多くの国民の皆様に、

より豊かな老後の生活を送っていただくための資産形成方法のひとつとして位置づけられています。

※企業型確定拠出年金に加入している方は、企業型年金規約でiDeCoに同時加入できる旨を定めてい

る場合のみiDeCoに加入できます。

「自分で拠出」→自分で設定した掛金額を拠出して、積み立てていきます。

「自分で運用」→自分で選んだ運用商品（定期預金、保険商品、投資信託）で掛金を運用し、

老後の資金を準備します。

「年金受取」→受取額は、拠出した掛金の合計額や、運用実績によって、一人ひとり異なります。

図解知識ゼロからはじめるiDeCo（個人型確定拠出年金）の入門書 [ 大江加代 ]

日本に住む、20歳以上60歳未満の全ての方であれば、原則だれでも加入できます。

＊一部の会社員の方は、勤務先のルール（規約）上、加入できない場合もあります。

＊国民年金の保険料を未納または免除されている方等も、加入できません。

月額5,000円（最低）から積み立てることができ、1000円単位で上乗せできます。

また、「年単位」や「ボーナス月上乗せ」など、柔軟に設定できるようになっています。

国のルールで上限金額が決まっています。

「職業」と「会社員の場合は勤務先の企業年金」によって、上限額が変わります。