iDeCoは早く始めた人ほど、たくさん税制優遇が受けられ、老後資金として多くの元本を積み立てるチャンスが得られます。
iDeCoの間違ったスタート方法が1つだけあります。
それは、行っている月々の貯金額を減らして、iDeCoの掛金に回すというものです。
貯金とiDeCoのどちらも将来のためにお金を貯める仕組です。
どちらにお金を回しても同じではないか?と思う人も多いようです。
貯金とiDeCoは分けて考えなければなりません。
コツコツと貯金をしている人は、何か目的があって貯金をしているはずです。
何の目的もなく貯めている方は少なく、子どもの将来の学費のために、住宅購入の頭金に、といった理由が多いです。
固定費の見直しで、掛金を捻出
節約は、2種類。
固定費の見直しと日常生活費の見直しです。
固定費として、毎月自動引き落としで払っているものに不要なものや割高なもの。
それを見直すだけで、無理をして節約したという感覚は持たずに手元にお金を残すことができます。
次に簡単な例を紹介します。
⑴預金通帳を記帳し、クレジットカードの支払い明細を手元に用意します。
次に毎月引き落とされている項目をすべてチェックしていきます。
水道・ガス・電気代のような公共料金。
携帯電話代、インターネット代、衛星放送やケーブルテレビ料金。
チェックをしていくと、結構たくさんあるものです。
チェックした中で、止めても困らないものがあれば、解約手続きをして、終了させましょう。
利用していない、ほとんどないにものは、解約していくだけでも、固定支出は節約できます。
⑵割安サービスがありそうなものをチェックします。
電気代、スマホ代、家の固定電話料金やインターネット代。
生命保険料や自動車保険料など、見直しがしやすい項目です。
スマホ料金は高額なので、契約を大手キャリアから格安スマホ会社に変更するだけで、月1万円以上の費用を浮かせることも十分可能。
節約したお金をiDeCoに回して、豊かな老後を実現する原資とすべきです。
電気料金も電力自由化によって、今では手続きをするだけで月1000円程度も割安になる場合もあります。
こうした取り組みを積み重ねていくことで、固定費だけで月1.2万円以上を浮かすことができれば、最高です
日常の生活費を見直して、掛金を捻出
1日100円程度であれば、達成できる可能性が高いと思います。
1日200円以上の節約をすれば、月6000円を捻出できることになりますが、さらなる努力が必要です。
底値追求も習慣にしたいところです。
iPhoneアプリにソコネオというものがあります。
これは、複数のドラッグストアやスーパーマーケットで安値の商品を見かけるたびにメモをすることで、安値リストが完成する底値比較アプリです。
実際にアプリを見てみると、同じ店舗であらゆる商品の買い物をすると、あまり節約できないことが分かったりします。
同じモノを買うのなら、少しでも安く買ったほうがいいのは当たり前です。
ネットショップの価格も比較しながらお店を使い分けていくといいでしょう。
節約したお金が老後の豊かさにつながると考えながら、買物してください。
まとめ
iDeCoの掛金を捻出するには、 固定費や生活費の前向きな節約について、紹介しました。
- 固定費の見直し
- 日常の生活費の見直し
- iPhoneアプリ、「ソコネオ」
どんなに有利な税制優遇があっても、毎月の掛金が用意できなければ、まったく意味がありません。
iDeCoの掛金を用意するための節約は、将来の老後の豊かさにつながるものです。
節約することにも前向きな気持ちになり、頑張りがいが出てくるのではないでしょうか。
生活水準は変えず、コストを抑えるという発想で、iDeCoの掛金の原資を見つけるための例です。
頑張れば頑張るほど老後が豊かになる、「iDeCoのための節約」に皆さんも挑戦してみませんか?